DDTシングルリーグ戦「D王GRAND PRIX」(4日、東京・成増アクトホール)Aブロック公式リーグ戦で、竹下幸之介(25)がMAO(23)を下して星を2勝2敗の五分に戻し勝ち点4とした。

 試合は互いに先を読み合い、激しく攻防が入れ替わる高速の展開となった。しかし、最後はMAOのマリーンズ・トルネード・スプラッシュが不完全な形で落下したところを見逃さなかった竹下がザーヒー(ヒザ蹴り)3連発で白星をゲットした。

 試合後は「ギリギリの闘いでしたけど、最後MAOがミスったでしょう。あれを決められたら終わっていたので。ここにきて運が味方してきたのかなって感じました。ギリギリ皮一枚つながったかなという感じです」と安堵の表情。残りは坂口征夫(47)戦、HARASHIMA(46)戦の2試合となったが、負傷している左腕に視線を落としてから「本当にこの腕一本、このリーグ戦で犠牲にするぐらいのつもりで、あと残り2試合の公式戦、リングに立ちたいと思います」と話した。