28日のDDTシングルリーグ戦「D王GRAND PRIX」(東京・成増アクトホール)で、Bブロックでは秋山準(51)がリングアウト狙いの勝俣瞬馬(27)を逆にリングアウト負けに追い込み星を五分に戻した。

 場外に出されてDDTを食らった秋山はテーピングで脚を固定されてしまうも、これを何とか解いて生還。終盤にはエクスプロイダーを決めて勝負に出たが、場外に逃げられてしまう。

 カウントが進む中、互いにエプロンで脚の引っ張り合いに。最後は秋山がジャンピングニーで叩き落としたところで場外カウント20が数えられて勝利を収めた。

 22日の開幕戦(後楽園)ではKO―D無差別級王者の遠藤哲哉(29)に敗れて黒星スタートとなったが、これで1勝1敗とした秋山は「やられる前に早めに終わってやろうと思った。あいつもいろいろ考えていたと思うけど。まあ、面白かったよ。小さいけど、いろいろ考えているのが分かるから面白いよ」と語った。

 さらに「負けたんだから俺のところに来いよ。もっといいレスラーに育ててやる。うまく中で作戦を立てられて立ち回れるレスラーに鍛えてやる。オールアウトにいるより全然いいと思うから。甘いささやきだ。オールオウトにいた方がいいのか、俺の方に来た方がいいのかよく考えろ」と「準烈」に勧誘。勝俣の今後の動向に注目だ。