【DDT】KO―D王者・遠藤がV3に成功 〝負ければ引退〟示唆の挑戦者・佐々木は…

2020年11月03日 19時57分

シューティングスタープレスで佐々木大輔(下)を仕留めた遠藤哲哉

 DDT3日の東京・大田区総合体育館大会で、KO―D無差別級王者の遠藤哲哉(29)が〝カリスマ〟こと佐々木大輔(34)を下しV3に成功した。

 今回のタイトル戦をきっかけに、遠藤と佐々木の関係は一気に悪化。もともとは悪のユニット「ダムネーション」の同門だったが、遠藤がユニットの創設者でもある佐々木を追放し、調印式や会見で乱闘を繰り広げて遺恨を深めていた。

 試合はその遺恨が激突する激しい攻防に。序盤から先を読みあう激しい攻防になったが、試合時間が20分を経過したところで王者が苦しむ展開になる。場外の椅子に座らされるとコーナー最上段から飛んだ佐々木のダイビングエルボーの餌食に。さらに敵の持ち込んだパイプ椅子を使おうとしたところ、味方のはずのマッド・ポーリーが佐々木の援護に回り窮地に追い込まれる。

 それでも耐えて逆転のチャンスを待つと、25分が過ぎたところでヘッドバットで動きを止めてからオーバーヘッドキックをクリーンヒット。そこから変型片翼の天使、さらにもう1発頭突きを放ってから必殺のシューティングスタープレスで3カウントを奪った。

 試合後はダムネーションメンバーとマッド・ポーリーがにらみ合うなど険悪な雰囲気の中、遠藤が「負けたら責任取るって言ったよな。何戻ろうとしてるんだ。この観客の前で責任を取ってもらうぞ」。これに戦前〝負ければ引退〟を示唆していた佐々木はそのまま相棒の大和ヒロシに10カウントを求めた。

 しかし遠藤はそれを止めて「責任っていうのは引退ではなくプロレスを全うすることじゃないか」とユニット復帰を促すと「今回はなかったことにしてやる」(佐々木)、「どうしてもっていうなら」(遠藤)と共に意地を張りつつも握手を交わした。

 するとそこで中島みゆきの名曲「糸」のイントロが流れ、ダムネーションに在籍したまま全日本プロレスへと旅立った大巨人・石川修司(45)が登場。「♪たーてのいとーは、あなーたー♪」と美声を披露し「遠藤、大ちゃん、仲直りしてよかったよ」と語りかけ佐々木からマイクで殴られて大団円となった。

 遠藤は「俺たちは、群れない、媚びない、結婚しない。プロレスは前に進みますんで、お前ら俺たちから目を離すな!」と叫んだ。