
DDT25日の東京・後楽園ホール大会メインで行われたKO―Dタッグ選手権で、樋口和貞(32)、坂口征夫(47)組が、王者の上野勇希(25)、吉村直巳(25)組を破り、第68代王者となった。
この日のセミではKO―D6人タッグ選手権で激突している両軍。上野が坂口に胴締めスリーパーで落とされたものの、控室に戻ることなくゴングは打ち鳴らされた。
意識を取り戻した上野と吉村に急襲されるも、坂口は落ち着いて対処。上野のエルボー連打に対し、ハイキック一発でお返しする。だが6人タッグ戦のダメージが残る4人の試合は、サバイバル戦の様相に。
一進一退の攻防が続いたが、劣勢の上野を救出に入った吉村を樋口が俵返しで投げ捨てる。さらに変形パワーボム、ヘッドバットとたたみかけ、最後は必殺の轟天(カナディアンバックブリーカーからのノド輪落とし)で3カウント。ベルト奪取で、セミで防衛した6人タッグと合わせてタッグ2冠となった。
試合後には樋口が「KO―D6人タッグ、そしてKO―Dタッグ選手権、イラプションが勝ったぞ! いつでも挑戦してきてくれ」とアピール。
バックステージでは坂口が「6人タッグは誰でもいい。タッグは(18日の大阪大会で30分ドローの)入江(茂弘)、田中(将斗)、DDTのリングで待ってる」と呼びかけた。赤井沙希(33)は「DDTのベルトがここに5本ある。こうなったらシングルのベルトも(2人に)狙ってほしいし、自分自身も狙っていきたい」と次なる目標を語った。
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