ともに50歳の秋山準と高木三四郎によるチーム「大老害」が、DDT15日の東京・神田明神ホール大会で始動した。

 第1試合のタッグ戦で中村圭吾(21)、岡谷英樹(19)組と対戦。チームの合計年齢が「100歳」と「40歳」の60歳差対決となった。

「若造」Tシャツを着て登場した中村&岡谷は序盤は互角に渡り合ったかに思えたが、次第に大老害が老かいなテクニックで翻ろう。秋山が場外で中村にボディースラム2連発を決めると、高木も続いた。

 最後は中村を捕らえた大老害が交互にボディースラムを決め、秋山がエクスプロイダーで仕留めた。試合後、秋山が「これで終わりかという噂もあったんですけど、社長、まだいけますか?」と振ると、高木は「まだいけますよ。(大老害)Tシャツが完売するまでやります。1000枚作ってしまいましたから」と返答した。

 9月7日の東京・後楽園ホール大会で大老害は、竹下幸之介(25)、勝俣瞬馬(27)組との対戦が決定。高木が「大老害としての戦い方を教えてやりましょう。俺たちは息一つ切れてないからな!」と豪語すれば、秋山も「切れてないぞ!」と気勢を上げた。なお秋山は、全日本プロレス後楽園大会へのダブルヘッダー出場のため足早に会場を後にした。

 全日本プロレスからDDTにレンタル移籍した秋山が本紙インタビューで「全日本にとっては(自分は)老害」と発言したことに端を発し、高木が「秋山さんが老害なら私は大老害。50歳同士でプロレス界を盛り上げていきましょう」と呼応。「大老害」Tシャツまで作り話題になった2人。老害どころか脅威の100歳コンビになりそうだ…。