DDTにゲストコーチとして参戦中の秋山準(50)と、竹下幸之介(25)の4年ぶりの再会マッチが決定的となった。

 秋山は20日、DDTの新宿フェイス大会に出場し、タッグ結成のラブコールを送られている大石真翔(41)と一騎打ち。場外でのDDTやパイルドライバー、フロントネックロックなどえげつない攻撃で追い込むと、最後は粘る大石を強烈なエクスプロイダーで叩きつけて3カウントを奪った。

 試合後、秋山から握手を求めタッグ結成を承諾。すると、そこに現れたのが竹下率いる「オールアウト」の4人だ。マイクを持った竹下から「秋山さん、そろそろ僕たちオールアウト、そしてこの竹下幸之介にプロレスを教えてもらえないですか?」とふてぶてしく対戦を要求された。

 ゲストコーチ就任当初から、注目選手に竹下を挙げていた秋山はニヤリと笑うと、2016年6月のタッグ戦以来となる2度目の対戦を受諾。渡瀬瑞基(29)、岡谷英樹(19)を加えた4人で迎え撃つことが決定的となった。

 その後、チームを組むことになった3人に秋山は「俺は対戦相手より仲間の方が厳しいから。メチャクチャ言うよ。俺に王道があるか俺には分からないけど、俺がやってきた道はあるから。持ってるものはすべて伝える」とスパルタ教育を通告。3人もこの言葉にやや顔を引きつらせながらうなずいた。

 一方、竹下は「自分がデビューしてから一番影響を受けているのが、2016年の秋山さんとの試合です」と告白。さらに「DDTに来て、秋山さんのやりたいプロレスだったり、リズムだったり、やりたい戦いができていないと思う。でも僕にはそれができます。僕は秋山さんを満足させられるレスラーです」と話した。2人の“再会”は、壮絶なものとなりそうだ。

 なお、メインで行われたKO―D6人タッグ戦では赤井沙希(33)、坂口征夫(46)、樋口和貞(31)組が遠藤哲哉(28)、T―HAWK(30)、エル・リンダマン(25)組を破り王座奪取に成功。第41代王者となった。

 また、赤井が挑んでいる試練の七番勝負「おきばりやす」最終戦が7月3日の新宿フェイス大会で行われ、里村明衣子(40)と対戦することが発表された。