“大鵬3世”納谷幸男(25)に、厳しすぎる最後通告が突きつけられた。DDT「WRESTLE PETER PAN 2020」(7日配信)で納谷は、“バカサバイバー”こと青木真也(37)が持つエクストリーム級王座に挑戦する。

 昨年5月にリアルジャパンプロレスから移籍して1年がたち、節目のタイトルマッチとなるだけに「青木さんと試合ができるのはうれしいです。移籍していろんな経験ができる一年だった。その成果をぶつけて、ベルトを取りにいきたい」と闘志を燃やす。

 ところが意気込む納谷とは対照的に、渋い表情で見つめるのがDDTの高木三四郎社長(50)だ。周囲の評価との間に差があるとした上で「納谷君を預かって、もう1年ですか…。正直、成長が見られません。昨年、お父様(元関脇貴闘力)とリアルジャパンさんから預かったのに、本当に申し訳ない」と肩を落とす。そこで「勝敗とか関係なく、青木さんとの試合で爪痕が残せなければ、二軍…いや三軍に送って鍛え直さないといけない」と厳しい決断を迫られている現状を明かした。

 高木社長が示した「三軍」候補が、女子プロレスラーの松本都率いるマット界の最果ての地「崖のふち女子プロレス」だ。「崖のふちから出直してもらうのもいいかもしれない。文字通り崖っ縁だし。『崖のふち男子プロレス』を設立して、その団体のエースになって片っ端から崖っ縁の人と戦わせるのも考えています。とにかく、今回ダメならキャラ、名前、コスチュームも含め変化を検討します」と鬼の表情で言い放った。

 王者の青木からは「地獄のようなしょっぱい世界に引きずり込んでやる!」と予告されており、あまりに過酷な“残留テスト”になりそうだ。