【ゼロワン】田中 「長期外敵政権」樹立だ

2020年05月08日 16時35分

田中は日焼けマシンの前でポーズ(本人提供)

 DDTのKO―D無差別級王座を保持するゼロワンの“弾丸児”こと田中将斗(47)が、「長期外敵政権」樹立を狙う。

 9日に配信されるDDTの無観客試合では、“荒鷲2世”坂口征夫(46)と3度目の防衛戦を行う。「アスリート的な防衛戦が続いたけど、今回は全然違う。やるか、やられるかという刃物のような鋭さを持った選手。ジェラルド・ゴルドー戦(2001年8月30日、日本武道館)が決まった時と同じ緊張感を感じる」と語る。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でDDT上半期最大のビッグマッチ、6月7日さいたまスーパーアリーナ(SA)大会は開催が見合わせとなった。「王者としてメインに立ちたかったけど仕方ない。だったら来年のさいたま大会の実現を信じてベルトを持ち続ける。その前に世界ヘビー級も取り戻し、ゼロワンの20周年記念大会(来年3月14日、両国国技館)は2冠王としてメインを飾る」

 DDTのさいたまSA大会は初夏開催が通例で、現在のペースで防衛を重ねれば来年の同時期にはV15に手が届く計算になる。竹下幸之介の最多連続防衛記録(V11)を超えて、期間は1年半にも及ぶ。外敵王者がこれほど長期間、看板王座に君臨するのはマット界でも異例となる。

 現在は川崎市内のゼロワン道場で午前6時か午後9時の無人の時間帯、3時間の練習と1時間のランニング、日焼けでキレキレの体をキープ。不幸中の幸いか、家にいることが多くなったため「弾丸ツインズ」と呼ぶ双子の息子と娘(1歳4か月)と接する時間も増えた。「やっと『パパ~』と呼びながら抱きついてくれるようになったんです」。父の顔をのぞかせつつも「過去最高のコンディション。絶対に負けられない」と言葉に力を込めて決戦に集中した。