【DDT】大仁田 コロナを電流爆破じゃ!!

2020年03月12日 16時35分

大仁田はディーノ(左)に爆破バットを一閃

 日本を救うんじゃ! ボランティアレスラーの“邪道”大仁田厚(62)が、新型コロナウイルスの猛威にさらされるマット界のために立ち上がった。各団体が相次いで興行中止に追い込まれているが、「このままではジリ貧になる」との危機感から一念発起。男女の団体問わず日本全国どこでも出向き、代名詞の電流爆破マッチを開催する。

 大仁田が焦燥感に駆られていた。新型コロナウイルスの感染拡大はもちろん、マット界の行く末を憂いてのことだ。「自粛は仕方ないことかもしれないが、この状態が続けば潰れるところも出てくるだろな。新日本プロレスとか大きいところは大丈夫でも、インディの小さなところは…。そうなる前に何とかしないとな。試合をしなきゃ、レスラーは生活ができないから」

 かつて自身も“臨死体験”をしただけに、感染拡大への危機感は強い。1993年2月のこと。鹿児島での試合後に扁桃周囲炎を発症して倒れ、38日間入院した。「あの時は死にかけたよ。息が全くできないんだから。最近聞いたら、今のコロナの症状は当時の俺の症状に似ているらしい。本当に苦しい経験だったから、人ごとじゃない」

 それでも人々を幸せにすることを目的に7度目の現役復帰を果たし、ボランティアレスラーを名乗ってリングに上がることを選んだからこそ、閉塞感が漂う今の状況に黙ってはいられなかった。

「少しでも日本中を元気にしたい。厳しいのはプロレスだけじゃない。旅館業とかサービス業とかも厳しいって聞くし。感染は拡大させないようにしないといけないけど、元気もなくしちゃいけない。だから『コロナを爆破じゃ!』じゃないけどさ、電流爆破で少しでもみんなが元気になってくれたらいい。日本全国、どこのリングにも上がりますよ」とスクランブル態勢を整えた。

 11日にはDDTがさいたまスーパーアリーナで開催した路上電流爆破プロレスに出場。竹下幸之介(24)の爆破バットを食らいながらも、“大鵬3世”納谷幸男(25)をパイプイスでめった打ちにするなど大暴れした。最後は自らスイングした爆破バットが自軍の男色ディーノ(42)の臀部に誤爆して敗れたが、健在ぶりを見せつけた。元気すぎる62歳が、疲弊しきった日本に邪道魂を注入してくれそうだ。