KO―D無差別級選手権(3月20日、DDT・後楽園ホール大会)に臨む王者・田中将斗(46)と挑戦者・竹下幸之介(24)が25日、都内で行われた調印式に出席した。

 田中は23日の後楽園大会でMAOを退けてV1を果たすと、次期挑戦者に竹下を指名。この日は「ただ防衛回数を重ねたいだけではない。ベルトの価値を上げるために、やっぱり田中強いなという試合を見せたら上がっていくと思うので。DDTの強さの象徴で(名前が)出てくると思っていた一人だと思うので」と意図を説明した。

 一方、竹下にとって田中は、プロレスファン時代から対戦を夢みてきた選手の一人だ。実に21年間にわたり現王者を研究してきたといい「『勝つ自信がある』と言ったのは僕なりの理由があって、僕の方が田中選手の試合を見ているので。研究は僕の方がしている。タイトルマッチ一回、一発勝負であれば(相手のことをより)見て知っている僕に勝ち目があるかな。適度にナメてきてほしいなと思います」と王座返り咲きに自信をのぞかせた。