DDTは21日、東京・お茶の水の道場で会見を行った。26日の後楽園ホール大会で争われる、KO―Dタッグ王者組の上野勇希(24)、吉村直巳(24)と挑戦者組の飯野雄貴(25)が出席したが、飯野が暴れまくる大荒れの展開となった。

 上野が「このベルトを見たら、我々が思い浮かぶような、そんなチャンピオンになりたい」と話したところで、登場した飯野はいきなりリングに上がり、雄たけびを上げながらロープを使って何往復も駆け回ると、荒い息づかいで着席した。

 この日、飯野とタッグを組むセンダイガールズの橋本千紘(27)は欠席ということで、広報担当者が橋本のコメントを紹介。王者組のSNSによる、挑戦者組をバカにする発言を問題視し、「飯野はともかく、私までバカ扱いして許せない。飯野はバカです」と読んだところで「誰がバカだ!」とブチ切れ、広報に襲い掛かる。

 その後も「バカ」というワードが出るたびに暴れだす始末だったが、何とか落ち着きを取り戻し「この2人をスピアーでぶっ潰してベルトを取ってやる」とベルト奪取宣言。

 そんな飯野は悩みを聞かれると「ありますよ!…いろいろありますよ」と答えるも、何も出ずじまい。失笑に包まれ、あきれた王者組が退場する中、再びリングに上がり走り回る。道場内には一人残された飯野の咆哮が寂しく響き渡った。