【DDT】田中将斗が「D王GP」初制覇 KO―D無差別級挑戦へ

2019年12月29日 14時26分

HARASHIMA(左)と握手する田中将斗

 DDT年内最終興行(28日、東京・後楽園ホール)で行われた「D王 GRAND PRIX 2020」優勝決定戦は、Bブロック代表の弾丸男・田中将斗(46=ゼロワン)がAブロック代表の遠藤哲哉(28)を撃破して初優勝。来年1月26日の後楽園大会でのKO―D無差別級王座(王者はHARASHIMA)挑戦を決めた。

 ゴングが鳴るとDDTきってのハイフライヤー・遠藤は、打点の高いドロップキックでいきなり先制。田中も開始30秒で必殺のスライディングDを放つ。開始早々からハイレベルな攻防となった。

 遠藤は大ベテランを威嚇するように速攻でゆりかもめを狙うが、田中は逆に丸め込みで返す。アームバー合戦は田中がグラウンドで優位に立ち、遠藤の足を固めていく。さらにはサーフボードストレッチで若きハイフライヤーの動きを止めにかかった。

 さらに年季の入ったハードコアファイターは、遠藤がセットした机の上に逆に相手を寝かせるとコーナーからスーパーフライ弾。さらにはダムネーションの看板、割れた机の破片で遠藤の頭部から背中を痛打。腰、後頭部へ強烈なエルボーで追撃した。

 それでもスイングDDTをしのいだ遠藤が、ブレーンバスターでコーナーマットに叩きつける。さらには場外にエスケープした田中にサスケスペシャル。この一撃は痛恨のミスでロープに引っかかってしまうが、すぐさま鮮やかなラ・ケブラーダを見舞う。リングに戻るやスワンダイブ式フォアアームからスリーパーで田中の動きを止めた。

 田中はスリーパーに耐えると、バックドロップから串刺しラリアート連打。雪崩式ブレーンバスターから垂直落下式ブレーンバスター、ダイヤモンドダストで一気に出る。遠藤はジャーマンで返すも、田中はすぐに立ち上がってラリアートで再び形勢を互角に戻した。

 ここで遠藤が踏ん張った。田中のスライディングDを十字架固めで丸め込むと、そのままゆりかもめへ移行。壮絶なエルボー合戦からオーバーヘッドキック、意表を突いた頭突き、再度のハンドスプリングオーバーヘッドキックからシットダウンパワーボムとたたみかけた。

 それでもシューティングスタープレスは田中が剣山で迎撃。逆に田中のスーパーフライも遠藤が剣山で返す。両者ダウンの状態から先に立った田中がショートレンジのスライディングD。逆に遠藤はテツヤ・イン・ザ・スカイ、旋回式トーチャラックボム、シューティングスタープレスで一気に前に出た。

 20分を超えても屈指のタフガイのスタミナは尽きることはなく、カウント3だけは絶対に許さない。遠藤のクロスフェースロックは指にかみついて脱出すると、リストクラッチ式エルボーを連打。ワンツー式エルボー連打から、まさかも裏拳で勝利をグイッとたぐり寄せた。

 そして側頭部と後頭部へのスライディングD連打。カウント2・9で返されると、最後は正面からのスライディング弾で、戦前に「令和のハヤブサ」と称賛した若きハイフライヤーの健闘を断ち切った。

 田中は「遠藤とダムネーション。お前らとの戦いはめっちゃ面白かったよ。でも俺は26年目でまだまだ全盛期や。若い中でもトップを張っている遠藤とメインのリングで戦えたのは本当に光栄だったよ!」とノーサイドの精神で胸を張った。

 その後に王者HARASHIMAがリングイン。王座戦を約束すると「その言葉を待ってたんや。リーグ戦はHARASHIMA君と引き分けたけど、あなたからベルトを引っぺがして、俺がDDTの一番になってやる」とDDTの象徴奪取を予告した。