DDTの最強決定シングルリーグ戦「D王 GRAND PRIX 2020」(29日に横浜で開幕)に初出場するゼロワンの田中将斗(46)が、センダイガールズの橋本千紘(27)に熱視線を送っている。

 Bブロックから頂点を狙う弾丸戦士は同リーグ戦を「新たなチャレンジ」と位置づける。26日の会見では「このメンバーでは僕が年長者。若い人たちとやりたいというのがあった」と出場理由を明かし、気になる選手にAブロックの竹下幸之介(24)と遠藤哲哉(28)の名前を挙げた。

 大会名に「2020」が入っていながら19年内の12月28日後楽園大会で優勝決定戦を迎えるという破天荒なリーグ戦には、団体どころか性別の垣根も越えて橋本が紅一点、Aブロックに名を連ねる。DDT公式サイトでも“怪物”の異名で紹介されている通り、その実力は折り紙付きだ。田中も「同じブロックになったら面白いんじゃないかと思ってたんです。橋本選手だったら、すげえ試合になるんじゃないかと。女子を超越した部分がありますよね。パワフルでしょ。オブライト(必殺のジャーマン)なんて、度肝を抜かれましたもん」と一目置く。

 これまで高橋奈七永(40)ら女子選手ともシングルで激闘を繰り広げた経験を持つことから「もし決勝戦で当たるのであれば、見ている側からしても面白いシチュエーションかもしれないですよね。DDTさんとしては踏んだり蹴ったりかもしれないですけど」とニヤリ。確かに外敵同士の決勝となれば団体の面目は丸つぶれだが…。異色の初対決が実現するか注目だ。