【DDT】HARASHIMAが竹下との激闘制し2冠 試合後は全選手呼び入れフィナーレ

2019年11月03日 22時13分

蒼魔刀で竹下幸之介(右)を破ったHARASHIMA

 DDT年間最大興行となる3日の東京・両国国技館大会メインで行われた2冠王座戦は、DDT EXTREME級王者HARASHIMA(年齢非公表)がKO―D無差別級王者・竹下幸之介(24)を撃破。団体の象徴に返り咲いた。

 DDT全4グループが集結した6時間興行の最後は、大激闘で締めくくられた。HARASHIMAは前哨戦となる10月13日の大阪と27日の後楽園で、竹下のウォール・オブ・タケシタ(逆エビ固め)に屈しており、背水の陣を敷いての出陣となった。

 予想通り若き王者はベテランの腰へ集中砲火を浴びせる。HARASHIMAは雪崩式脳天砕き、ファルコンアロー、ブルーサンダーの波状攻撃で何度も3カウントを奪われかけ、3度のウォール攻撃にはギブアップ寸前となる。

 しかし自信に満ちあふれた竹下の若さが逆に墓穴を掘る。HARASHIMAに激励の声を送る大鷲透らDISASTER BOXにイラ立ち、挑発行為を仕掛ける。そのまま反則となるロープを使ったウォール攻撃に移行。明らかにこの時点で冷静さを欠いていた。

 勝機と見たベテランはエプロン上で蒼魔刀を放つ。完全に意識が飛んだ竹下はあわやリングアウト負けのピンチに陥るも、意地でカウント19でリングへ。HARASHIMAは前後からとスワンダイブ式の蒼魔刀を連打。変型ドライバー、再度のウォール攻撃に耐えるとジャンピングハイキックからの蒼魔刀連打で奇跡の3カウントを奪取。堂々2冠王となった。

「みんなありがとう。今日勝ったらやりたいことがありました」と話すや、参加88選手全員をリングに呼び込み、竹下ともガッチリ握手。最後は5年ぶりのDDT参戦を果たしたケニー・オメガ(36=AEW)とも握手を交わし、5869人(超満員札止め)の観衆を感動の渦に巻き込んだ。

 そのケニーはセミで初代AEW女子王者・里歩(22)と組んでアントーニオ本多(41)、山下美優(24)と激突。大激闘の末、片翼の天使でかつてのライバル・本多を葬った。

 東京女子プロレスのプリンセス・オブ・プリンセス選手権は、坂崎ユカ(年齢非公表)が魔法少女スプラッシュで王者・中島翔子(28)を撃破。第7代王者となった。

 KO―Dタッグ選手権4WAYハードコアマッチは机とラダーが乱立する大混戦の末、王者の佐々木大輔(33)、高尾蒼馬(31)組が藤田ミノル、下村大樹組(他の2チームはFUMA、久保佑充組と彰人、勝俣瞬馬組)を撃破して8度目の王座防衛に成功した。