“邪道”大仁田厚(61)とDDT・高木三四郎社長(49)が9日に会見を行い、コラボプロデュース興行「爆破甲子園2019」を11月17日に神奈川・鶴見青果市場で開催することを発表した。

 同イベントはかねて次世代の爆破レスラー育成に興味を示していた大仁田に、高木が個人として協力を申し出る形で実現。大仁田は「純粋な気持ちで野球をやるように、純粋な気持ちで爆破をやるってことで『甲子園』って名前いいんじゃないかと」と大会名に込めた意図を説明した。

 開催決定に伴い、今後は球児ならぬ“爆児”を広く募集するという。爆破経験・性別は不問でレスラー、格闘家、特殊技能を持ったアスリートを対象に門戸を開放する。大仁田は「僕は東スポで卓球の水谷(隼)選手とインタビュー(対談)したことがあるんですけどね。ハードコア好きみたいなんで。水谷選手にはぜひ来てほしいですね」と一方的なラブコールを送りつつ「爆破によって(才能が)開花することもあるので。馬場さんも野球選手だったけど、プロレスに来たから開花した。そういうチャンスはある」と持論を展開。高木社長も「何かに挫折したというのは重要なポイントかなと。情熱があれば」と、ニューフェースの誕生に期待を寄せた。将来的には全国各地で「爆破甲子園」の予選を行うなどの案も出ているという。

 また大仁田は「電流爆破」について日本での商標登録を申請中で、世界知的所有権機関(WIPO)への申請も予定していることを明かした。大仁田は「コンゴプロレスっていうのがあるんですよ。世界中で(電流爆破)プロレスをやる可能性はあるから」と海外進出に意欲。高木社長は「僕ら(=DDT)も4月にニューヨークで大会をやった実績ありますので。来年あたり電流爆破・イン・アメリカができたらいいなと」と協力を約束した。