【DDT】遠藤哲哉が大石真翔との大激闘制しKO―D無差別級王座初防衛

2019年04月28日 16時45分

大石真翔(右)をマットに叩きつける遠藤哲哉

 DDT28日の東京・後楽園ホール大会で行われたKO―D無差別級選手権は、王者・遠藤哲哉(27)が大石真翔(40)の挑戦を退けて初防衛に成功した。

 今年になってからめまぐるしい変遷を続ける王座を象徴するような大激闘だった。4日(日本時間5日)の米ニューヨーク大会では、2月の両国大会で若きエース・竹下幸之介(23)に敗れて王座から転落したカリスマ・佐々木大輔(33)が、リマッチを制して王座を奪還。試合後にダムネーションの同門・遠藤が「いつでもどこでも挑戦権」を行使し、初戴冠を果たした。

 この日の初防衛戦は新王者が「100回やっても100回勝てる相手」として大石を指名。13歳年上のベテラン大石は、入門当時に目をかけてくれた存在だったというだけに、辛辣な言葉の裏には先輩の覚醒を促す意味もあったに違いない。

 立ち上がりは約6年ぶりの挑戦となった大石が腰に集中砲火を浴びてペースを奪われるも、中盤から逆にヒザへの集中攻撃で反撃。鉄柱を使った足4の字、ヒザ裏へのミサイル弾…さらにはサンボ時代に習得したヒザ十字固めやチョークなどで攻め込む。

 自分の歴史を全部出し切るような決意を固めた挑戦者は、過去にタッグを組んだ選手の得意技まで披露。しかしニューヨークで生まれ変わったというDDTきってのハイフライヤーは、ハンドスプリングラリアート&レッグラリアートで流れを変える。最後はトーチャーラックボムから、必殺のシューティングスタープレスで大逆転の初防衛を決めた。試合後、遠藤は握手を求めてきた大石に拳だけを突きつけて健闘をたたえ合った。

 その後には「いつでもどこでも挑戦権」を保持するガンバレ☆プロレスの石井慧介(34)がリングイン。元アジアタッグ王者&元世界ジュニア王者で「全日本プロレスの記録マニア」を自称する石井は、解説席の鉄人・小橋建太(52)に「小橋さん、ファンです」と律義にあいさつすると、5月19日の後楽園大会での権利行使を宣言。遠藤の2度目の防衛戦が事実上、決定した。

 またKO―Dタッグ選手権は佐々木、高尾蒼馬(30)組が3WAY戦を制して初防衛に成功した。

 DDT28日の東京・後楽園ホール大会の第4試合で、レジェンドの谷津嘉章(62)がDDT初参戦。6人タッグ戦で監獄固め、ブルドッキングヘッドロック、ワンダースープレックスなどを披露し、貫禄を見せつけた。今後は月1回のペースでDDTに参戦する。谷津の奮闘に乗じた高木三四郎社長(49)は、ちゃっかりともうひとつの「いつでもどこでも挑戦権」をゲットした。

 なお、センダイガールズに流出しているKO―D6人タッグ王座(王者は里村明衣子、橋本千紘、DASH・チサコ)奪回戦(5月11日西新潟)に臨むDDTメンバーは赤井沙希(32)、朱崇花(20)、AEW入りが決まっている志田光(30)に決定した。