27日の大日本プロレス・後楽園ホール大会で、BJW認定世界ストロングヘビー級王者の“破壊王2世”橋本大地(25)が中之上靖文(31)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。

 予想外の苦戦を強いられた。開始4分で挑戦者のノータッチトペ・コンヒーロを食らってしまい、一気に動きが止まった。防戦一方となった王者は、場外戦で相手のエルボーを鉄柱に誤爆させて右腕攻めを仕掛けるが、なかなか決定機を奪えなかった。

 その後も挑戦者の猛攻は続き、会場は中之上に対する声援に包まれる。アウェー一色の中、最後は後ろと前から閃光魔術弾を浴びせ、決死のライジングDDTで逆転勝利を収めた。

「すげー疲れたし、メッチャ頭も痛いけど、勝ったぞ!」。これでシングル最強を決めるリーグ戦「一騎当千」(3月11日に博多で開幕)には、王者での出場が決まり「成績上位のヤツが俺と(V3戦で)やればいいじゃん。なんで上位か知ってる? 俺が優勝するからだよ」と豪語。王者での完全制覇を成し遂げるつもりだ。