大日本プロレス28日の後楽園ホール大会でアブドーラ小林(40)、伊東竜二(41)組が宮本裕向(35)、木高イサミ(35)組とのBJW認定タッグ王座次期挑戦者決定戦を制し、7・17両国国技館大会で王者の関本大介(36)、岡林裕二(34)組に挑戦することが決まった。

 五寸釘ボード&蛍光灯デスマッチでベテランコンビが試合巧者ぶりを見せつけた。最後はドラゴンスプラッシュとダイビングバカチンガーエルボードロップで畳み掛けて完勝。両国決戦では大日本のストロング最強チームと、デスマッチ最強チームが激突することになった。

 となると注目は試合形式だ。デスマッチルールなら挑戦者組が有利となるが、小林は「デスマッチではなく、ピュアなプロレスルールで戦いたい」と予想外の言葉を吐く。さらには「あえてピュアなプロレスルールで最強の2人を相手にして、デスマッチファイターのすごみを見せつけてやる」とめずらしく真剣な表情で語った。

「チョップより蛍光灯のほうが痛いんだから負けるわけがない」と豪語した小林。デスマッチファイターの看板を一時封印し“正攻法”で決戦に臨むつもりだ。