大日本プロレスの関本大介(35)、岡林裕二(33)組が“タッグ3冠”取りを見据えた。大日本最強の筋肉&性豪コンビは14日後楽園ホール大会の最侠タッグリーグ・ストロングブロック準々決勝で曙(47)、浜亮太(36)の「SMOP」を下して準決勝に進出。2人は堂々と優勝宣言をぶっ放したが、その先の壮大な目標に向け“肉パワー”を蓄えている。

 序盤はSMOPの巨体に苦しめられたが、10分過ぎにダブルブレーンバスターで曙を叩きつけることに成功。最後は関本が孤立した浜をラリアートで沈めた。

 昨年の最侠タッグも制した関本&岡林は「この勢いでいく」(岡林)と連覇に向け意欲満々。準決勝と優勝決定戦は31日の後楽園大会で行われるが「優勝しか見てない」(関本)と鼻息が荒い。その先に2人が見据えているのが、11月27日の全日本プロレス両国大会でのゼウス、ボディガー組を挑戦者に迎えた世界タッグ王座V5戦だ。

 岡林は「世界も絶対に防衛する。両国には最侠タッグ連覇を手土産に乗り込む」とキッパリ。関本もこれに同調した。さらに2人は「最終的には(東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞の)最優秀タッグチーム賞を取って“3冠”を達成する」と口を揃えた。最優秀タッグ賞を受賞すれば、コンビとして2011年以来2度目となる。

 とはいえ、簡単な道のりではない。「今月はオフはまだ2日だけ」(岡林)という通り、2人は過酷な日程を消化しながら戦い続けているからだ。そこで2人のスタミナ源となっているのが、分かりやすく「肉」。岡林は「オレは最近ステーキをほぼ毎日食べてます。1日5キロ食うこともある。タンパク質を取ることによって疲労回復、筋力アップにつながる」。

 一方の関本はなぜか「ステーキは高い。それに5キロも食べたらハラをくだすでしょう」と相棒の主張を一刀両断。その上で「僕は『ラーメン二郎』ですね。『ラーメン二郎』の肉ダブル脂野菜マシマシ。これが僕の疲労を回復させる。連日のように食べています。二郎ならリーズナブルに肉がたくさん食べられる。試合直前に食べることもある」と専門用語(?)を並べつつ、誇らしげに話した。

 ともあれ2人は「肉」の力を糧に最侠タッグリーグ、世界タッグ王座、プロレス大賞の“タッグ3冠”を狙うつもりだ。