大日本プロレス23日の東京・後楽園ホール大会で「シングル二大タイトルマッチ」が行われ、今年の一騎当千覇者ドリュー・パーカー(23)が塚本拓海を破り、第43代BJW認定デスマッチヘビー級王者となった。

 試合はロープ2面に蛍光灯がつるされ、有刺鉄線で覆われた木製の棺桶が用意されてスタート。序盤から両者大流血で文字通りの死闘となったが、最後はドリューがダブルニーアタック、スワントーンボムとつないで3カウントを奪った。

 アブドーラ・ザ・ブッチャー、ザンディグに続き、外国人として2人目、英国人としては初めてベルトを手にしたドリューは、日本語で「(血まみれだが)いつもケガする。だから気にしない。これは、僕の人生。僕の人生。大好き」と歓喜の声を上げた。

 つかんだベルトは離さない。「まだまだデスマッチがやりたいよ。まだまだ世界一じゃないけど、いつか世界一を目指します。外国人、3人目。だからあと10年、20年、30年、お客さんに覚えてもらえる。(今日はベルトを巻かなかったが)まだまだ弱いから。強い勝ち方をしたら、巻きます」と話した。

 紳士の国からやってきたメチャクチャな男が、デスマッチに新風を吹き込むのか。