大日本プロレスのグレート小鹿会長(78)が、王座陥落で悲願のギネス登録から大きく後退した。

 シマ重野(47)とともに新潟プロレス認定タッグ王座を保持する小鹿は25日、大日本と新潟プロレスの合同興行で河上隆一(31)、菊田一美(34)を迎えてのV6戦を行った。現役最年長のタイトル保持レスラーとしてギネス認定を目指す小鹿としては絶対に負けられないところ。序盤から果敢に攻めて防衛を目指したが、最後にラ・マヒストラルで菊田を丸め込もうとしたところでクルリと体を入れ替えられてまさかの3カウントを奪われてしまった。

 さぞやガックリ来ているであろうと思われた小鹿だが、試合後は「今日は負けてしまったが、このまま終わるわけにはいかない。年内か来年になるかは分からないが、必ずやベルトを奪回してみせる! なぜならギネス申請には、ベルトが必要だからだ」と元気いっぱい。さらに「昭和のプロレスを代表して、まだまだオイラが頑張らなくてはいけないだろう。このまま、ベルトを持たずに死ぬわけにはいかないんだ!」と雪辱に燃えていた。ここからの巻き返しに注目したいところだ。