大日本プロレス20日の東京・後楽園ホール大会で最侠タッグトーナメントの決勝戦が行われ、ストロングブロックを勝ち上がった「大神(おおかみ)」(橋本大地&神谷英慶)がデスマッチブロック勝者の「瞬竜(シュンロン)」(伊東竜二&勝俣瞬馬)を撃破し、2017年大会以来2度目の優勝を飾った。

 同日の準決勝でBJW認定タッグ王者の「アストロノーツ」(野村卓矢&阿部史典)を破った勢いそのままに大神が躍動。大地のミドルキックや水面蹴りのアシストを受けた神谷が高角度バックドロップで勝俣を沈めた。

 試合後、神谷がパートナーが保持するBJW認定世界ストロングヘビー級王座を挑戦アピール。「やろう!」と大きくうなずいた大地は翌21日に岡林裕二(37)を相手にストロング王座のV7戦を控えている。「今年はチャンピオンのまま一騎当千も優勝して、ちょっとした伝説は作ることができた。最侠タッグ優勝の次の日にベルトを防衛したらまた伝説になる」と連夜の活躍を誓った。

 そんな大地のプロレスデビューは2011年3月。来年は10周年を迎える。「来年10周年で関本(大介)さんの記録、V10を塗り替えて完璧な伝説作ります!」。若き王者が大日本の〝レジェンド〟となるべく突き進む。