大日本プロレスの“性豪”こと岡林裕二(37)が、2冠取りに燃えている。入江茂弘(31)と出場中の「最侠タッグリーグ」はストロングブロックを1位で通過。26日の後楽園ホール大会で橋本大地(27)、神谷英慶(27)組と準決勝を戦い、勝てばデスマッチブロック勝者と優勝を争う。

 現在無冠の岡林は、ここで一気にベルト取りへ前進する。リーグ戦制覇でBJW認定タッグ王者の関本大介&ボディガーへの挑戦権を得るのはもちろん、準決勝でBJW認定世界ストロングヘビー級王者の大地に直接勝利して同王座への挑戦ももくろむ。「今年を無冠のまま終えたくない。連勝して両方のベルトに挑戦します」と豪語する。

 リーグ戦期間中、試合前に映画「トラック野郎」シリーズ(1975~79年、全10作)を観賞して気持ちを奮い立たせた。長距離トラックの運転手・星桃次郎に扮する菅原文太が繰り広げるアクションコメディーで、「星桃次郎はケンカで一度やられても鬼の形相で立ち向かって勝つんです。あれこそまさに風車の理論。俺も桃次郎のような不屈の心で勝ちますよ!」と叫んだ。2AWとの合同興行(20日、新木場)では好調ぶりをアピール。このまま頂点に返り咲く。