【大日本】血だるまの小林が伊東竜二撃破「俺が世界でただ一人のアブドーラだあ!」

2019年03月17日 15時34分

伊東(下)の背中に蛍光灯を置いてチョップを落とす小林

 大日本プロレス17日の東京・後楽園ホール大会で、デスマッチ最強を決めるリーグ戦「一騎当千」公式戦が行われ、Aブロックの頂上対決は、平成最後の呪術師・アブドーラ小林(42)がデスマッチ王・伊東竜二(42)との激闘を制し、初戦を飾った。

 蛍光灯200本が並ぶ地獄のリングで両雄が意地を見せた。お互いがロープワークで自ら蛍光灯に突撃する狂気の展開となる。7分すぎには伊東が蛍光灯を乗せてのダブルニー、ハイキック、ムーンサルトで一気に出た。

 しかし、雪崩式脳天砕きと必殺のドラゴンスプラッシュをかろうじて返した小林は、血だるまになりながら反撃。伊東が隠し持っていた蛍光灯20本の束をエルボーで叩き割ると、予測不可能な動きからのニールキックで形勢逆転。最後はコーナー最上段からのバカチンガーエルボードロップ2連打で逆転の3カウントを奪った。

 2月19日の故ジャイアント馬場さん(享年61)の「没20年追善興行」(東京・両国国技館)で行われた呪術師アブドーラ・ザ・ブッチャー(78)の引退セレモニー前には「あの野郎、襲撃してやる」と息巻いていたが、本番になると呪術師から「小林、車イスを押してくれないか」とまさかの指名。「僕なんかでいいんですかね…」と涙ながらにセレモニーのリングまでイスを押した。単に今でも付け人扱いされた可能性も捨てきれないが、ブッチャーの後継者に選ばれた感は強い。

「勝ったぞ~! アブドーラ・ザ・ブッチャー亡き今(注・生きている)、俺が世界でただ一人のアブドーラだあ!」と中東圏の存在など全く頭にない様子で、優勝戦(4月14日、札幌)進出を誓った。

 セミでは、同じAブロックの宮本裕向(36)が得意のスキャフォールドデスマッチで、高さ3メートルの足場から鮮やかなムーンサルトを決めて宇藤純久(33)を撃破。3勝1敗でブロック単独首位に立った。