大日本プロレスのグレート小鹿会長(76)が、全日本プロレスが社運を懸けて用意する「小鹿包囲網」を強行突破することを宣言した。

 28日の大会前に会見が行われ、空位となった全日本のアジアタッグ王座決定ワンデートーナメント(21日、名古屋)に橋本大地(26)、神谷英慶(27)組と高橋匡哉(32)、植木嵩行(27)組が参戦することを発表した。

 同王座の代名詞的存在だった小鹿会長は「今のアジアタッグは冷遇されておる。誰も磨いていない。あのベルトは大日本に来てこそ大輪の花を咲かせられるのだ」と植樹活動に余生をささげる植物系男子らしい表現でベルトへの愛情を語った。

 2月7日後楽園大会の王座戦にパウダー持参で介入したことを重く見た大森隆男取締役(49)からは「小鹿は永久に出入り禁止。厳重警戒態勢を敷く」と通達されているが「何て器の小さい男なんだ…。お前みたいな取締役こそ解任だ。俺は誰にも見えないまま会場に侵入できる。実はロス修行時代は『蜘蛛男』(意味不明)と呼ばれていたんだ。厳重警戒なんてアッサリ突破してみせる」と豪語した。

 186センチの小鹿会長は「3キロ先からでも確認できる」ほどの存在感を持っており、姿を消すのは不可能と思われるが…。なお2月25日の全日本会見で起きた謎の怪現象についても「もう戦いは始まっているんだ、フフフ…」と意味深な笑みを浮かべていた。