“マット界随一の偏屈者”こと鈴木秀樹(38)が、虎視眈々と偉業達成を狙っている。

 大日本プロレスのBJW認定世界ストロングヘビー級王者として19日の愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会で神谷英慶(26)を相手に3度目の防衛戦に臨む。この試合に向け「記録達成のために防衛して、王者として9月16日横浜文化体育館大会に乗り込みます!」と力強く語った。

 昨年は5月と12月の横浜文体、そして7月の両国国技館大会の年間3大ビッグマッチに同王者として出場。史上初の快挙を実現したが、12月の横浜文体で橋本大地に敗れて王座から陥落したことだけが心残りだった。

 今年は5月の横浜文体で防衛に成功しており、残る9月の横浜文体と11月11日の両国大会でベルトを守れば新たな金字塔を打ち立てることができるため、やたらと闘志をみなぎらせているのだ。

 と…ここまではよかったが急に「というかあなたはいつも『なんかネタないっすか?』って目的もなく来ますよね。それって取材と言えるのでしょうか。そもそも…」と怒り始める始末。そこでアイスリボンから強奪したトライアングルリボンのベルトについて聞くと、なぜか目を泳がせた。

「最近見ないんですよね。上海かアゼルバイジャンに忘れてきたかもしれません。どこにやったかな!?」。つい先日はベルト愛を語ったばかりとは思えないコメントを残し、高円寺方面に消えた。