“野獣”藤田和之(47)と“悪魔仮面”ケンドー・カシン(49)が、全日本プロレスにまさかの“絶縁宣言”を突き付けた。25日の全日本さいたまスーパーアリーナ大会で「はぐれIGFインター」のNOSAWA論外(41)を加え、6人タッグ戦で諏訪魔(41)率いる暴走ユニット「エボリューション」に勝利。試合後に勝ち逃げを示唆した藤田とカシンを緊急直撃した。2人はこのまま全日本マットから撤退するのか――。

 ――諏訪魔との再戦を終えた感想は

 藤田:1試合で全てが分かるわけじゃないから。とにかく面倒くせえ。

 ――今後も諏訪魔との戦いは続くのか

 藤田:それは(カシンに)任せます。

 ――ということですが

 カシン:もう終わりでいいんじゃないか。

 ――かなり怒っている

 カシン:秋山(準社長)のヤローが偉そうに…。こっちがいろいろ提案しても「うちに何のメリットがあるんだ」の一点張りで何も受け入れようとしなかった。ちょっと許せないな。(諏訪魔も)やる気があるのかどうなのか分からなかったし。もういいよ、別に。俺たちは全日本に仕事をもらわないと困るわけじゃないんだから。なあ藤田!?

 藤田:あ、ハイ。それでいいですよ。勝ち逃げで。面倒くせえから。

 カシン:仕事はあるんだ。4月も(WWEの)『レッスルマニアウイーク』で握手会に呼ばれてるから。俺たちは米国に行く。

 藤田:聞いただろ? 俺たちには需要があるんだよ。諏訪魔と違って。…え? 米国?

 ――「レッスルマニア34」(4月8日、ルイジアナ州ニューオーリンズ)では中邑真輔(38)がAJスタイルズ(40)のWWE王座に挑戦する

 藤田:いや、僕みたいなもんがコメントするなんて恐れ多くて…ハイ。とにかく頑張ってほしいです。つかめるものはつかんで、もらえるものはもらってほしいですね。

 カシン:ちょっと俺たちにも分けてくれ。

 ――今後は

 藤田:これからも幅広く戦っていく。そういうのは俺が元祖なんだ。俺は自分の道を歩いていく。(総合格闘技戦も)まあ、いろいろ考えてるよ。そのあたりはまた近々に。今は「需要がある」としか言えない。

 ――全日本に再度参戦する可能性は

 カシン:秋山次第だな、秋山次第。

 ――交渉のテーブルには着くと

 カシン:テーブルには着きます。ゴネるけど。