【全日本】秋山 アジアタッグ初防衛戦へ暗雲…野人・中西の動き読めない

2018年03月17日 16時30分

ブラック・タイガーVII(左)を攻め立てる秋山

 全日本プロレスのアジアタッグ王者・秋山準(48)が16日、初防衛戦(25日、さいたまスーパーアリーナ)で迎え撃つ“野人”中西学(51=新日本プロレス)を異常警戒した。専修大レスリング部の先輩・後輩にあたる旧知の間柄にもかかわらず「動きが読めない」と頭を抱えているのだ。51歳という年齢に加え、試合数の減少が野人パワーに拍車をかけたと分析するが…。

 25日のさいたま大会で王者の秋山、永田裕志(49=新日本プロレス)組は、約10年ぶりに再結成される名コンビ「ワイルドチャイルド」(中西、大森隆男組)の挑戦を受ける。だが決戦が9日後に迫ったこの日の千葉・銚子大会前、秋山の表情は冴えなかった。そして「ある意味、これまでで最も難しい戦いだよ。出たとこ勝負しかないよね」と弱気発言が出たのだ。

 特に警戒心を強めるのが中西だ。対戦は2009年1月4日の新日プロ東京ドーム大会での一騎打ち以来で、同年10月12日両国大会の6人タッグ戦でトリオを組んで以来のからみとなる。実はその2試合で万人には予測不可能な動きを目の当たりにし“策士”の異名を取る男ですらも脅威を感じたという。

 あれから8年以上の月日が経過し、ここ数年は野人の試合数が減少している事実も不安を助長する。「年を取ると、誰でもリズムが若いころとさらに違ってくる。コンスタントに試合している自分でも徐々に感じているからね。試合をしていなかったら、もっとズレがあると思う。しかも、中西さんが前と同じつもりっていうのが一番厄介なんだ。もともとズレているものがよりズレて、自覚がないんだから。例えば『狙ってくる』と思っても、タイミングがズレていたら…(防ぎようがない)」

 この日の試合では、不安を打ち消すように大暴れし「今は自分自身の調子の良さをアピールするしかない」と何とか気持ちだけは切り替えることができた。ただし策らしい策すら浮かばないまま臨むことになった再会マッチは、野人パワーに苦しめられそうだ。