【全日本】宮原健斗  外敵から“王道主役”奪還だ

2018年02月19日 16時30分

ゼウス(左)にブラックアウトを決める宮原

 全日本プロレスの世界タッグ王者・宮原健斗(28)が18日、大逆転の王座独占を誓った。同王座をヨシタツ(40)と保持する宮原は、25日エディオンアリーナ大阪第2競技場大会でゼウス(36)、ボディガー(49)組と初防衛戦を行う。さらには3月25日さいたまスーパーアリーナ大会で3冠ヘビー級王者ジョー・ドーリング(35)への挑戦を控えているが、連勝して5本のベルトを巻くだけでは物足りない。宮原が目指すのは王道マットの“主役の座”奪還だ。

「全日本プロレス…いや、日本のプロレス界の主役は宮原健斗ですから!」。故郷・福岡市の博多スターレーン大会でデビュー10周年を迎えた宮原は、こう宣言してメインの6人タッグ戦に臨んだ。敵軍のラフ攻撃に苦しむも地元の大声援を背中に受けて復活。最後はゼウスにシャットダウンスープレックスを決めて逆転勝利した。

 あえて「日本の――」と言い切ったのは、最近全日マットを外敵勢がにぎわせていることを意識してのものだ。3日の横浜大会では新日本プロレスのミスターこと永田裕志が秋山準と組んでアジアタッグ王座を奪取。メイン後には「はぐれIGFインター」(藤田和之、ケンドー・カシン、NOSAWA論外)が諏訪魔を襲撃して3・25さいたま大会出場が決まった。さらには春の祭典「チャンピオン・カーニバル」(4月7日、仙台で開幕)にはノアの天才・丸藤正道が初参戦する。

 すっかり脇に追いやられた感もあるが、宮原は「彼らが目立っているように見えるのは、僕がいるからです。全て僕のおかげです」と断言。相変わらずのナルシシストぶりを発揮しつつ「でもまあ、初めて見た人にも『宮原健斗が主役だ』って分かりやすくするにはベルトを取るのが一番でしょう。今年は5本のベルト独占を目標にしてましたが、2試合で決めます!」と外敵勢に大逆転を予告した。

 どこまでも前向きな宮原にとって、世界タッグ王座V1は大前提。挑戦者のゼウスが「弱点を発見した」と豪語していることについても「肌荒れのことですかね。最近荒れ気味なんです。なんかいい保湿クリームないですか?」と頬をなで回した。要するに「弱点などない!」という回答だ。

 自ら現状を「ベストオブ最高」と表現した宮原。5本のベルトを手に入れた後は、一昨年の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞殊勲賞に輝いた時と同じように、全日マットの中心に立つつもりだ。