【全日本】最強タッグ制覇の石川修司「ベルト取りは使命」

2017年12月21日 16時30分

石川(左)は諏訪魔とのコンビで世界タッグ王座取りを狙う

 マット界の巨人・石川修司(42)が20日、全日本プロレスの世界タッグ王座奪取にかける思いを激白した。諏訪魔(41)とのコンビで「世界最強タッグ決定リーグ戦」を制覇し、東京スポーツ新聞社制定「2017年度プロレス大賞」で最優秀タッグ賞を受賞した勢いで同王座初戴冠に虎視眈々。歴史に名を残す名タッグチームになるという野望を支えているものとは――。

 石川、諏訪魔組は来年1月3日後楽園ホール大会で世界タッグ王者の秋山準(48)、大森隆男(48)組に挑戦する。この日、横浜市内の全日本プロレス事務所で行われた会見で石川は「このままベルトを取って、2人で全日本を引っ張っていく。全日本のど真ん中で戦うためにもこのベルトが必要なんです!」と語気を強めた。

 同王座は中学生時代からの憧れだった。最初に魅了されたプロレスラーだった故ジャンボ鶴田さん(享年49)が1988年6月にPWF世界タッグ王座とインターナショナルタッグ王座を統一し、初代王者に君臨したのが世界タッグ王座(パートナーは谷津嘉章)。その後も鶴田さんはパートナーを代え、計7度の同王座戴冠を果たした。

 そのため「昔はタッグのベルトと言えば全日本のイメージが強かった。特に世界タッグはすごい人たちのぶつかり合いが醍醐味で、小さいころからそれを見てきましたからね。あのベルトを持って、もう一度タッグの全日本っていうイメージを上げたい」という使命を感じている。

 ただし、タイトル戦前に乗り越えなければならない“壁”がある。30日のDDT後楽園大会で2人は“マット界のバカ兄弟”ことバラモンシュウ(40)、バラモンケイ(40)組と激突する。墨汁にボウリング、交通標識…ありとあらゆる凶器が飛び交うのは確実な一戦で、石川が諏訪魔を誘って対戦が決まった経緯がある。

「ボクらのチームをプロレス界の隅にも届けたいと思ったんですが…、内容次第では諏訪魔さんがボクに不信感を持つ可能性がありますね…」。一抹の不安を抱えたまま、正月決戦に向かう巨人だった。