【全日本】社会人になって夢を実現させたカーベル伊藤は“戦う覆面社長”

2017年12月12日 16時30分

全日マットで活躍するカーベル伊藤

【異色のルーキーたち GO TO THE FUTURE】華麗な空中殺法とキレのある蹴りで全日本プロレスマットを魅了している覆面レスラーがカーベル伊藤だ。その正体は「新車市場」「100円レンタカー」で知られるカーベル社の伊藤一正社長(47)だから、2度ビックリする。

 デビューは昨年1月のメキシコマット。加盟店との視察で同国を訪れた際に「サプライズプレゼント」としてルチャのリングに立った。同年11月19日、後楽園ホールで開催された「カーベル大感謝祭」で国内デビュー(カーベル、曙、原学組vsゼウス、野村直矢、近藤“ド根性”洋史組)を果たし、今年は最終的に全10試合出場を果たす。

「地方では集客率ナンバーワンレスラーです」と胸を張るように、会場には代理店や取引先の関係者が大挙して応援に集まる。また激務の合間を縫って横浜市内の全日本道場にも通い、22歳の青柳優馬から「受け身が違います!」と厳しい指導を受けている。得意技はノータッチトペとフランケンシュタイナーで「(出身地)愛媛の猿と呼ばれていましたから」。

 学生時代はバスケットボールで活躍。当時の全日プロ入門規定にあった「身長180センチ以上」に5センチ足りずプロレスラーになることを諦めていたが、社会人になって夢を実現させた。「人気が上がっている今だからこそ、発信する役に立てれば。多くの人にハッピーを届けたい」。戦う覆面社長は夢と希望を胸に、リングで舞い続ける。