【全日】3冠王者・諏訪魔とドーリングが会見 10・21横浜決戦へ静かに火花

2017年10月10日 18時05分

会見した諏訪魔(右)とドーリング

 全日本プロレスは10日、横浜市内の事務所で会見し、21日の横浜文化体育館大会の3冠ヘビー級選手権で激突する王者・諏訪魔(40)と挑戦者ジョー・ドーリング(35)が出席。静かに火花を散らせた。

 前日(9日)の後楽園ホール大会で、諏訪魔は王者・宮原健斗(28)を撃破し、約1年9か月ぶり6度目の王座に就いた。一方のドーリングは同日の「次期挑戦者決定戦」で石川修司(42)を下し、今回の一戦が決まった。

 2人には深い因縁がある。7月にドーリングは暴走ユニット「エボリューション」を離脱し、諏訪魔のもとを去った。しかも8月27日の両国大会では、諏訪魔VS小島聡戦に乱入し、試合をぶち壊したのだ。

 この怒りがハンパではなかった諏訪魔だが、この日は「昨日(9日)のリングにジョーがエボリューションのフラッグを持ってきた。あれを見た時に、コノヤローって感情は水に流した。ジョーと正面衝突できるのは全日本の3冠戦だけだと思うので、もう1回、正面衝突したい」と冷静だった。

 一方のドーリングも「諏訪魔をリスペクトしているし、彼は素晴らしいレスラーだ。10年前から俺のライバルだった男で、日本のベストパートナーだった。今は一番のライバルだと思っている」とこれまでとは一転して紳士的な態度だった。

 2人は王道トーナメント準決勝(9月23日、仙台)で激突したばかりで、その時は丸め込みで諏訪魔が勝利。結果に納得がいかないドーリングは試合後も大暴れした。だが権威ある3冠戦の会見とあって、この日ばかりは“一時休戦”となったようだ。

 それでも、11日後の決戦では大型ファイター同士による規格外の暴走ファイトとなるのは確実。王者が「(相手は)これだけデカイから壊れないでしょ!? 思い切りいける。これぞ全日本プロレスだという3冠戦をやりたい」と話せば、ドーリングも「今は俺の時間だ。(悪性の脳腫瘍から1月に)復帰して、力が完全に戻った。このリングに戻る前からの目標が3冠ベルトを取ることなので、そこだけに集中したい」と表情を引き締めた。