全日本プロレスの大森隆男(47)が12日、3年ぶり2度目の「チャンピオン・カーニバル(CC)」(16日、後楽園で開幕)制覇を誓った。

「出るからには優勝を狙う」。大森は参加14選手中最多となる14度目の出場。2度目の出場となる野村直矢(23)、大日本プロレスから初出場する橋本大地(25)など若手が参戦する中でも動じることはない。

 胸には2つの支えがある。今年からCC撤退を決めた同期の秋山準(47)から「お前もやめるか?」と問われたことがあった。だが大森は「燃え尽きるぐらいやりたい」と返答。秋山からは「頑張ってほしい」とエールを送られた。

 さらに10、11日にプロモーション活動で東北地方を訪れた際に「ノーフィアーの時、見ていました」と声をかけられ、昔から応援してくれているファンがいることを実感した。「励みになります。全日本が優勝を取り返したい(昨年覇者は大日本の関本大介)」。斧戦士が春の祭典で躍動する。