【全日本】昔話とサヨナラ 3冠王者・宮原“大仁田追放だ!”

2017年03月03日 16時30分

宮原は3冠ベルトを肩に決意表明

 全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(28)が2日、全日マットからの邪道追放を誓った。V8まで防衛記録を伸ばし、いよいよ最多防衛記録のV10超えが射程圏に入ってきたが、目障りなのが我が物顔で古巣をかき回す大仁田厚(59)の存在だ。「今の全日本に必要ない」と不要論を展開した王者は新たな使命を胸に、団体をけん引する覚悟を決めた。

 

 王者は毅然とした態度で言い切った。「2017年のテーマは『昔話とサヨナラ』と言いましたけど、『サヨナラ』に入っている人ですね。ああいう話題性は一瞬は盛り上がるけど、長い目で見たら今の全日に必要ない。プロレスの歴史を振り返っても、そういう波は長続きしないですから」

 

 アジアタッグ王座を保持し、全日マットを席巻する大仁田について初めて言及。直接からむことはなかったが、電流爆破デスマッチ開催を巡り秋山準(47)や諏訪魔(40)と抗争を繰り広げる姿は、嫌でも目に入ってきた。そのため、さすがに黙ってはいられなくなったのだ。

 

「邪道不要論」を痛感したのが2月19日の甲府大会。王者の宮原がセミファイナルで、メーンを大仁田に奪われた。「ネームバリューもあるし、リスペクトはしてます」と前置きしながらも、こう続けた。

 

「そこに頼らない王者になろうと思った。ボクがもっともっと人気が出て、団体を引っ張る存在になれば、そういうネームバリューに頼らなくていいわけですから。発奮材料になりました」

 

 気持ちを駆り立てられた宮原がやるべきことは決まっている。王者での出場が決まった春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」(4月16日、後楽園ホールで開幕)を初制覇し、さらに最多防衛記録を更新することだ。

 

 この日の会見でも「12日の後楽園もCC参加選手と当たるし、3月シリーズもフルスロットルでいく。最多防衛記録がもう目の前にきた」と強調。まずは大仁田の化身、グレート・ニタが来場予定の12日後楽園大会で、現在進行形の全日本を見せつける。