全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王者・岩本煌史(30)が、「ストロングハーツ」の“カリスマ”CIMA(43)とのV5戦(20日、名古屋国際会議場)に向けて覚悟を見せた。

 18日の東京・新木場1stRING大会では6人タッグマッチに出場。羆嵐(30)にボディースラムを浴びる苦しいスタートとなったが、大森北斗(25)とのエルボー合戦から今度はボディースラムで逆襲。最後は自陣のジェイク・リー(32)が北斗をバックドロップで仕留め勝利した。

 いよいよCIMAとの大一番に向かうことになるが「(16日のオンライン会見など)体が同じ場所にあって、直接目と目を合わせて話してというのもないんで手応えは何もない。本当に一発勝負」と難しさを感じている。

 それでも「でもリターンも大きい。王者らしい立ち居振る舞い、内容っていうのも踏まえて防衛しないと世界のCIMAを食ったと言えない。ただ防衛回数を1増やしただけ、ただ勝つだけじゃ全日本のジュニア王者として頼りないとなってしまう。余力を残すことなく全力で叩きつぶしにいく」ときっぱり。強敵相手に王者の力を見せつけることができるか。