全日本プロレスの暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」の公式戦が23日の東京・後楽園ホール大会で行われ、世界タッグ王者で前年度覇者の〝暴走大巨人〟こと諏訪魔(44)、石川修司(45)組がジェイク・リー(31)、岩本煌史(30)組を下し、2勝2敗で星を五分に戻し勝ち点4とした。
試合は世界ジュニア王者・岩本の奮闘が光った。世界タッグ王者のコンビネーションに分断され孤立する時間が長かったが、3冠王者・諏訪魔を一本背負いや孤高の芸術(払い腰)で投げ飛ばすなど体格差に負けじと奮闘。しかし最後は諏訪魔が粘る岩本を捕まえラストライドで叩きつけ3カウントを奪った。
試合後、ジェイクに突っかかられた諏訪魔だが「来るなら初めから来い! 岩本を見殺しにしたのはジェイクだろ。あいつがペースを握らなかったのがいけないんだろ。だらしねえな、もっと来いよ」と一喝。盟友石川から「残り全部勝ちましょう」と呼びかけられると「そうだよ、勝って優勝しよう!」と力強く話した。
一方、敗れたジェイク、岩本組は2勝1敗の勝ち点4となった。