【全日本・CC】宮原2連覇へ 必殺「三三七拍子」でノリノリ!

2020年10月03日 11時40分

コーナーのターンバックルを叩いてリズムをとる宮原。これが原動力だ

 全日本プロレスの祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」の優勝決定戦(5日、東京・後楽園ホール)、“筋肉獣”ゼウス(38)戦を控える前3冠ヘビー級王者の宮原健斗(31)が必勝を誓った。2連覇を狙う宮原は新型コロナウイルス時代の新たな応援スタイルを確立して勢いにつなげている。

 Bブロックの宮原は9月12日のCC開幕戦でヨシタツに敗れたが、その後は3連勝を果たし優勝決定戦に進出。原動力を問われると「新たな応援方法ですよね。三三七拍子のリズムで手拍子の応援をしてもらうようになって、お客さんも盛り上がるようになったし、何より自分もリズムが良くなって試合中ノリノリで勢いになりました」と断言した。

 もともと観客の声援を受けて調子に乗り、それを力に変える“お調子者型レスラー”だ。それが新型コロナウイルス禍で観客が声を出せなくなり、従来の力を発揮できずに悩んでいた。しかし初戦黒星の後、観客に3・3・7のリズムで手拍子を求めることを思いついて覚醒した。

「僕、こういうタイプなんで子供のころから運動会の時はよく応援団に入ったんです。高校2年生の時は副団長をやりました。その経験から、日本人がこのリズムが好きだって知っていて。『じゃあ、やってもらおう』と思ったらハマりました」

 9月15日のリーグ戦2戦目からは自ら手拍子をしてターンバックルを叩き、三三七拍子を要求。突然の行動に戸惑うファンも多かったが、徐々に浸透して今では自然と手拍子が起きるようになった。宮原も「僕はリズム感でプロレスをやってるんで。あのリズムがあればゼウスにも勝てます」と笑みを浮かべる。

 もちろんゼウス対策も練っている。厄介なのはゼウスがAブロックで4勝のうち3勝を挙げた新必殺技のフェースロックだが、宮原は「僕は顔で売ってるタイプなんで、ああいう技は本当に好きじゃないんですよ」と苦々しい表情。その上で「まあ、でも僕は食らいませんよ。絶対嫌なんで。そのための秘策もあります。ヒント? 普通にフェースロックを仕掛けてきたら、気づいたら彼のほうがギブアップすることになる…ってことですね。これ以上は教えられません」と不敵な笑みを浮かべた。手拍子を背にパワー殺法をくぐり抜け、2連覇を達成する。