全日本プロレス21日の東京・後楽園ホール大会で、世界ジュニア王者の岩本煌史(30)が日高郁人(48)を下し2度目の防衛に成功した。
元ゼロワンのベテラン・日高を相手に、岩本は攻防が目まぐるしく入れ替わる戦いを展開。足もとを狙われ、ドラゴンスクリュー、低空ドロップキックに悶絶する場面もあったが、最後はラリアート、飛龍原爆固めから鋭い孤高の芸術で投げ飛ばして3カウントを奪った。試合後は「ずっと日高対策をしていたけど無理ですね。経験がすごい。今日も序盤完全にコントロールされた。でも俺は強さがある。一発の重み。本当に紙一重でした」と満足げに振り返った。
また、試合後は青柳亮生(20)が登場。この日の第4試合で行われた挑戦権獲得10人タッグマッチにファイヤーバードスプラッシュで佐藤光留に勝利して次期挑戦者となった若武者から「あんたのベルトを巻いてトップに立つだけです」と宣戦布告を受け、岩本は「亮生、楽しみにしてるぞ」と応じた。