全日本プロレスの〝大巨人〟こと石川修司(44)が、王者・諏訪魔(43)との3冠ヘビー級王座戦(25日、東京・後楽園ホール)に向けて意気込みを語った。いよいよ実現する「究極の5冠戦」を前に、戴冠後の意外な青写真も描いている。

 名コンビ「暴走大巨人」の相棒・諏訪魔とはかねて、2人が世界タッグ王座を巻いた状態で3冠王座を争うパートナー対決を「究極の5冠戦」と呼び、最大目標にしてきた。ついに実現の運びとなり「2年くらい言ってたんじゃないですかね。どっちも3冠チャンピオンになれなくて、やっと諏訪魔さんが取ったと思ったらコロナになって、無観客になって。有観客で再開の後楽園でできるっていうのも運命めいたものを感じるし、秋山(準)さんのDDTレンタル移籍で話題になってるんで、ファンの人に『全日本は大丈夫』っていう試合を見せたい」と決意を口にした。

 決戦に向け、自身のツイッター上では「100日で10キロやせる」企画を続けたことで「いいモチベーションになって、練習量もどんどん上がってきてる」とコンディションはすこぶる順調だ。

 諏訪魔とは互いに手の内を知り尽くすが「全日本でも一番破壊力があるんで、どっちが最後まで立ってられるかっていう勝負になる。日本人でヘビー級同士の戦いは少なくなってるんで、プロレス本来の迫力がある戦いを見せた上で、自分がベルトを取って全日本を引っ張っていきたい」と自信をみなぎらせた。

 王座奪取後のプランもある。「東スポでは以前『みこすり半劇場』には載ったんで、3冠王者として全部の面に出たい。まずは『街頭淫タビュー』で男セン面。競馬もこれから勉強しますよ!」。邪念が王座取りの妨げにならないことを祈るばかりだ。