【全日本】宮原のコロナブルーが深刻「心に穴があいたよう」

2020年05月25日 16時35分

勝ち名乗りを上げる芦野の前で宮原(手前)は悶絶

 全日本プロレスの前3冠ヘビー級王者・宮原健斗(31)が、深刻な“コロナブルー”に悩まされている。体調に問題はないものの、新型コロナウイルス感染拡大によりライフワークを行えず、目標も完全に見失ってしまった。かつてはベルトとともに王道マットをけん引した姿もどこへやら。エースの迷走はまだまだ続きそうだ。

 コロナ禍による自粛ムードは、この男にも影響を与えていた。行動の制限が求められる中での過ごし方を聞くと「日々、ただただ時間に身を委ねています。そのせいですかね。なんだか心に穴があいたようで…。常に物足りない。何とかしなきゃって思って、いろいろやってるんですけど」と訴える。

 ストレスで心が疲弊する「コロナブルー」が社会的問題になっている。常日頃はとにかく明るい宮原も、すっかり陥った様子。

「僕は普段、試合がない日はプロモーション活動で各地に行ってます。試合、プロモーション、練習の毎日なんですよ。それが今は全部制限されている。特にプロモーションでどこかに行くことは一切できないんです。はぁ…」とため息をつく。その影響で「世界タッグは負けてしまったばかりだし…。3冠もファンの皆さんが『今はお前じゃないだろ』って思っているのを分かっているんで…」と目標も完全に見失っている。

 それでも現状を打破しようと、さまざまなことにチャレンジしてきた。

 大胆なキャラチェンジを掲げて「体操のおにいさん」に挑戦したのもその一環だ(本紙既報)。他にも「本を読みあさる」「主食を玄米に変える」「自撮り棒を使った撮影の練習をする」「オンラインサイン会に挑戦してファンと交流する」などに取り組んだが、気持ちが完全に満たされることはなかった。

 そんな中、目の前に現れたのが元W―1のエース・芦野祥太郎(30)だ。同世代の外敵から「踏み台にうってつけ」と目をつけられ、宮原も「この物足りない気持ちを変えるきっかけになるかもしれない」と24日放送回の「全日本プロレス中継」で激突した。

 しかし、シャットダウンスープレックスホールドをアンクルホールドで切り返されるなど大苦戦し、最後はパートナーのフランシスコ・アキラ(20)が芦野に屈して敗北。予告通りの踏み台とされた試合後は、ゼウス(38)とにらみ合う芦野を横目に、うなだれつつリングを後にした。外敵の刺激をもってしても効果なし。エース復活までの道のりは険しそうだ。