【全日本】ゼウス “幻のCC”見据え過酷トレ

2020年05月15日 16時35分

ゼウスはCCの年内開催を信じて練習を続けている

 全日本プロレスの“筋肉獣”ゼウス(38)が、苦難の先に“幻のCC”を見据えて研さんを続ける。

 2018年には3冠ヘビー級王座を獲得するなどトップ戦線を走ったが、昨年は失速。春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」では優勝決定戦に進めず、3冠王座奪還もならなかった。それだけに「今年こそCCで初優勝して一気に3冠や!」と意気込み、1月から「朝はウエート、昼は有酸素運動、夜は古今東西のプロレスを見て研究」の細かいCC用メニューを組んで準備を進めていた。

 しかし、すべてを新型コロナウイルスが壊した。CCが史上初の中止を余儀なくされたのだ。さらには、代表を務める大阪・京橋の「KING GYM」も「感染拡大を防ぐため」と緊急事態宣言発令前の4月1日から休館した。「そこから気持ちを切り替えて一度ジムのメンテナンスに集中することにしたんです。丸8日間、練習も一切やめた。器具をすべて磨いてペンキを塗り直して。朝から晩まで作業しました」

 これで“練習の虫”に変化が起きないはずはなく「頭の整理もできて、プロレスへの気持ちも一層強くなって『もっとやらなあかん』という気持ちになりました」。全日本の福田剛紀社長がCC中止を発表した際に「年内開催に向けてできる限り努力をしていきたい」と付け加えた言葉に望みを託し「必ずあると信じて、いつか分からんけど、追い込みのメニューを開催されるまで続ける」と過酷すぎる誓いを立てた。

 苦難を乗り越え、悲願を果たせる日は来るのか。