全日本プロレスに参戦する“変態王”佐藤光留(39)が、5冠王者の諏訪魔(43)に襲撃予告を放った。

 16日放送回の「全日本プロレス中継」で佐藤は、ドラゴンゲートの横須賀ススム(42)が持つ世界ジュニアヘビー級王座に挑戦する。6月3日には盟友でありライバルでもあった前王者・青木篤志さん(享年41)の一周忌を迎えることもあり「絶対にこのタイミングで取る!」と気迫をみなぎらせる。

 タイトル戦が決まってから、青木さんのお墓を訪れた。すると無風にもかかわらず突然、卒塔婆が全部倒れたという。「『あ、いるんだな』って思いました。次はベルトを持って報告に行きます」と誓いを新たにする。

 王座戦に集中する一方で、このところ危惧していることもある。暴走ユニット「エボリューション」のボスで、3冠ヘビー級と世界タッグ王座を保持する諏訪魔の言動だ。「5本のベルトは我々がバックアップして取らせてあげたんですよ。それをまるで自分だけの手柄のように思っている。感謝の気持ちを忘れたらいけない」

 特に暴走男は「ベルトに興味がある選手は、例えば襲撃する様子を自撮りしながらなら来てもいい」と口にするなど独善的な振る舞いが目に余るため、佐藤は「世界ジュニアの次は諏訪魔を襲撃します」ときっぱり。最後は「これで行動パターンを把握する」と笑みを浮かべつつ諏訪魔の愛車に謎の電子機器を設置。世界ジュニア戦同様、暴走軍の“内ゲバ”の行方にも注目だ。