前日(23日)の全日本プロレス・後楽園ホール大会で宮原健斗(31)を破り、3冠ヘビー級王座7度目の戴冠を果たした諏訪魔(43)が24日、横浜市内で一夜明け会見を行った。

 世界タッグと合わせて5冠となった勢いはホンモノだ。2月に行われた、全日本のユニット「陣」プロデュース興行に刺激を受けたこともあり「今こそ我々の大会をやるべき」と決意。世界タッグ王座の相棒・石川修司(44)との“暴走大巨人”興行(5月30日、横浜ラジアントホール)の開催を急きょ発表した。

 何も聞かされないまま会見に登場した石川は困惑しつつ「やるなら面白くしたい。『年間最高大会』ぐらいのプロデュースを諏訪魔さんはしてくれると思う」と目を輝かせる。しかし、諏訪魔がノープランであることを知るや「自分たちには勢いがあるから大丈夫」と言いながらも不安げな表情を見せた。

 行われる試合も決まっておらず、石川が「諏訪魔さんが主役の大会。第1試合からメインまで全部出ればいい」と提案したが、諏訪魔は「客集まんねーよ! オレの知り合いだけ来たってしょうがない」とこれを一蹴。試合以外の企画も含め「当日のお楽しみ」と不敵な笑みを浮かべた。