全日本プロレス23日の東京・後楽園ホール大会で“暴走男”こと諏訪魔(43)が宮原健斗(31)を破り、3冠ヘビー級王座返り咲きを果たした。7度目の戴冠で、自身の持つ最多戴冠記録を塗り替えた。

 激闘を制した。頭突きやブラックアウト(ヒザ蹴り)、エプロンでのパイルドライバーなどで攻め込まれたが、ジャーマンスープレックス、かんぬきスープレックス、フロントスープレックスなどで投げまくって逆転。

 最後は岩石落としで追い込んでから強烈なドロップキックで吹っ飛ばし、強烈な岩石落とし固めで歓喜の3カウントを聞いて「3冠ベルト、取ったぞ、オイ! 全日本プロレスはあと2年で50周年です。ここから盛り上げて、50周年を成功に導きたいと思います!」と叫んだ。

 また“ヤンキー二丁拳銃”こと木高イサミ(38)、宮本裕向(37)組がジェイク・リー(31)、岩本煌史(30)組を破りアジアタッグ王座を奪取。世界ジュニア王者の横須賀ススム(42=ドラゴンゲート)はイザナギを下しV3に成功した。