全日本プロレスの石川修司(44)が、新たな目標を抱いている。諏訪魔(43)との暴走大巨人で保持する世界タッグ王座の初防衛戦(11日、後楽園ホール)では「神の軍団」改め「パープルヘイズ」の入江茂弘(31)、ルーカス・スティール(24)組を迎え撃つ。

 2020年最初の試合(1月2日)で奪還したベルトだが、試合中に諏訪魔が腰を負傷するハプニングもあった。「不完全燃焼に終わった」と振り返る石川は「今回はがっちり内容も残し、全日本を勢いづける一戦にしたい」と腕をぶす。V1達成後は3冠ヘビー級王座取りも視野に入れる中、リング外でも興味を引かれる出来事があった。

 5日には映画「犬鳴村」(7日公開、清水崇監督)の会見内で行われた試合で大暴れ。乱入した主演女優の三吉彩花(23)のハイキックをアシストするや「ぜひ全日本に入団してほしい。女子部をつくって、デビュー戦のパートナーは自分が務める」と名乗り出た。

 さらに「自分も俳優という芽もある。映画界にも僕みたいな人がいた方が映える。目指すは“和製ロック様”。モンスター役…いや三吉さんとのラブシーンがあるかも」と目を輝かせた。先日は本紙で好評連載中の4コマ漫画「みこすり半劇場」(岩谷テンホー)への登場を果たしたことで、漫画家デビューの夢を語ったばかり。いったい大巨人はどこに向かうのか…。