【全日本】暴走大巨人 世界最強タッグ決定リーグで優勝しなかったら全ユニット解散だ!!

2019年11月09日 16時30分

諏訪魔と石川(左)は肩を組んで気合を入れた

 全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」(11日、東京・後楽園ホールで開幕)が風雲急を告げてきた。優勝候補の“暴走大巨人”こと諏訪魔(42)、石川修司(44)組が背水の陣で挑む覚悟を示せば、昨年大会覇者、ディラン・ジェイムス(28)の負傷欠場により、秋山準(50)が緊急出場する。暮れの祭典は早くも波乱含みだ。

 全10チームが参加する今年の最強タッグは、最終戦となる12月9日後楽園大会まで総当たりのリーグ戦が行われる。2017年大会を初制覇した諏訪魔、石川組だが、昨年はジョー・ドーリング(37)、ディラン組に優勝を奪われただけに「今年こそ」の思いは強い。

 石川が「優勝できなかったら、解散も視野に入れています。成績を残せないなら変わるしかない」と厳しい表情を浮かべれば、諏訪魔も「そうだな。これ以上波を起こせないなら、暴走大巨人はやめた方がい。いや、俺たちが優勝しなかったら、俺たちだけじゃなく全ユニット解散だ!」と相変わらずの“ジャイアニズム”を発揮しつつ悲壮な覚悟を口にした。

 禁断の2文字「解散」を開幕前に口にする最大の理由を、石川は「タッグとして今年、乗り切れなかったのが大きい」と説明する。2年連続の東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」最優秀タッグチーム賞を受賞した名コンビも、19年は安定を欠いた。1月には世界タッグ王座から陥落。3月に一度奪還したものの、9月には現王者のゼウス、崔領二組にベルトを奪われ、無冠でリーグ戦に臨むことになった。諏訪魔も「フラストレーションがたまる1年だった」と吐き捨てる。

 そこであえて退路を断つことで、発奮材料につなげようという狙いだ。2人が目指すのは最強タッグ制覇からの世界タッグ奪還、そして「とにかく話題を提供して盛り上げたいんだよ。来年は全方位にケンカを売ってスキャンダラスにならないと!」(諏訪魔)。

 くしくも、ライバル団体のノアには“野獣”藤田和之(49)や“IQレスラー”桜庭和志(50)が参戦。さらに親会社「リデットエンターテインメント社」の長州力会長(67)まで登場して話題を振りまいている。石川は「最近、他の団体が元気ですからね。俺たちも話題を提供していかなきゃ」と対抗心を燃やした。先のラグビーW杯観戦中に思いついたという新合体技を引っさげ、2年ぶりの頂点を目指す。