【全日本】宮原が野村下し3冠王座V7「次は王道トーナメント」

2019年09月04日 00時00分

野村(手前)の後頭部にヒザを叩き込む宮原

 全日本プロレス3日の東京・後楽園ホール大会で、3冠ヘビー級王者・宮原健斗(30)が野村直矢(25)の挑戦を退けて7度目の防衛に成功した。

 野村は8月17日の札幌大会で王者からフォールを奪取。3月19日の後楽園大会からわずか半年で再挑戦のチャンスを得ると、8月24日の美幌大会でも、新技・裏スピアーを投入して王者から3カウントを奪った。

 しかし本番ではV6中の王者が底力を発揮。開始から場外で挑戦者を痛めつけ、顔面への打撃を徹底する“黒い宮原”が降臨した。それでも野村はエプロンから場外へ投げ捨てる危険なジャーマンを敢行。執拗な肩固めで大の字にさせた。 

 逆に王者は雪崩式ジャーマンから後頭部と顔面へヒザ蹴りを発射。耐えた野村はスピアーで反撃する。20分を超えた時点からは壮絶なエルボー合戦となった。

 ここで王者は顔面へのヒザ蹴りからジャーマン。耐えた野村が裏スピアーから垂直式雪崩落としを決める。だが宮原はスピアーをヒザで迎撃するとブラックアウト。最後は旋回式マキシマムを未然に防ぐと、必殺のシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪った。

 次期シリーズは秋の本場所「第7回王道トーナメント」(14日に新潟・三条で開幕、23日に名古屋で決勝戦)。王者として参戦する宮原は19日の後楽園大会で、元3冠王者のジョー・ドーリング(37)と1回戦で激突する。優勝者には3冠挑戦権が与えられる慣習だが、王者として優勝すれば、逆に指名権を与えられることは間違いない。

 今回のV7で3冠史上最多防衛記録(川田利明のV10)を約14年ぶりに更新する快挙も現実味を帯びてきた。宮原は「V10は年内に実現させる。3冠王者として18年ぶりにチャンピオン・カーニバル制覇を達成した。次は王道トーナメント。全日本プロレスの冠は全部宮原健斗が頂く」と胸を張った。