【全日本】諏訪魔絶叫「青木! 聞いてるか!?」 盟友にささげる全力ファイト

2019年08月12日 00時00分

丸藤(左)にラリアートを叩き込む諏訪魔

 全日本プロレスは11日、東京・後楽園ホールで、6月3日に交通事故で死去した青木篤志さん(享年41)の「追悼大会」を開催。青木さんがかつて所属したプロレスリング・ノアからも選手が出場し、会場を沸かせた。

 セミでは秋山準(49)が杉浦貴(49)とタッグを結成し、こちらも越境の若手コンビ・野村直矢(25)、熊野準(27)組と対戦。ベテランコンビが老かいさを発揮し、最後は秋山が熊野をリストクラッチ式エクスプロイダーで沈めて勝利。杉浦は「(秋山と)組むことはないと思っていたが、青木が組ませてくれたのかもしれない。俺たちが組んだことで青木が喜んでくれたらいいと思う」と話した。

 メインの6人タッグ戦には丸藤正道(39)と谷口周平(42)が参戦。丸藤は3冠王者・宮原健斗(30)、青柳優馬(23)と、谷口は「暴走大巨人」こと諏訪魔(42)、石川修司(43)とタッグを結成した。

 試合は青木さんの盟友・諏訪魔が本領を発揮。丸藤と宮原が誤爆や口論を繰り返し不協和音を奏でる中、大暴れだ。場外戦で丸藤に襲いかかり大ダメージを与えると、最後は序盤から孤立することの多かった青柳に、豪快なラストライドを決めて3カウントをささげた。

 試合後、諏訪魔は「青木! 青木! 聞いているか!?」と絶叫。「今日は、こんなに豪華な対戦カードを組んでくれてありがとう! 青木はいつも俺の大事な試合の時はセコンドに就いてくれて、的確なアドバイスをくれて…。俺が暴走しても最後にあいつがまとめてくれて…。いつもあいつがいてくれた」と涙ながらに話し、天を仰いだ。

 続いてセレモニーが行われ、GMの秋山が「今日は青木のためにありがとうございます。青木の志は僕らの中に生きていくと思います。青木、ありがとう」とあいさつ。最後に追悼の10カウントがささげられ、全選手と観客が天国の青木さんをしのんだ。