【全日本】春の鬼門突破だ! 諏訪魔がドーリングに万力スリーパーでCC白星発進 

2019年04月05日 16時30分

諏訪魔(左)は気迫満点の表情でジョーを絞め続けた

“春の呪い”は解けるか。全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」が4日、東京・後楽園ホールで開幕し、Bブロックの暴走男・諏訪魔(42)はジョー・ドーリング(36)を下し、白星スタートした。3年連続で外敵勢がCCを制覇している状況に憤慨。2008年大会以来優勝から遠ざかり、14度目の出場となる全日本生え抜き戦士が、満を持して2つの鬼門突破に挑む。

 元盟友でもある2人は序盤から、ペース配分など無視した激しい肉弾戦を繰り広げた。決め手となったのはドロップキックだ。終盤、諏訪魔は一瞬の隙を突いてフワリと宙に舞うや、強烈な一発でジョーの巨体を吹っ飛ばす。ここから岩石弾、万力スリーパーへとつなげて絞め落とした。

「やっぱ強いわ。今も良きライバルだよね。とにかくこれで1勝できた。CCを優勝して3冠(ヘビー級王座)を取りに行く目標のためにも、何としてもここで息を吹き返したい。俺はまだまだ全盛期。それを証明するためにも挑戦し続けたい」

 最初のハードルをクリアしたことで、試合後は口も滑らかだった。その一方、他団体からも実力者が集った今年のCCで、誰よりも緊迫感を漂わせる。「ここのところ外敵に優勝され続けてるじゃん。(3年間)1回も(所属選手の)優勝セレモニーを見てないのが悔しくて。この状況が続くのはよくないだろ!? 俺が優勝して止めるしかないな」

 2016年は大日本プロレスの関本大介、17年は当時フリーとして参戦していた石川修司が制した。さらに昨年はノアの丸藤正道と、3年連続で全日本所属選手が優勝を逃した。ただでさえ他団体勢に対してやたら対抗心を燃やす男だけに、じくじたる思いでいた。

 また、諏訪魔が唯一制した08年大会優勝決定戦の相手は新日本プロレスの棚橋弘至だった。

「あのころの興奮はまだ抜けていないよ。(外敵との戦いは)意地があるからね。普段以上に燃えるものがある。今回は初対決の外敵が多いから楽しみだ」と当時を思い起こし、闘志を高めた。

 諏訪魔が春に調子を落とす原因の一つは、毎年この時期に悪化する持病のぜんそく。C
C期間中は“もう一つの敵”とも戦うことになるが「体調管理を徹底して、今年は発症しないようにしたい。対策? 3食、牛肉食ってるよ。やっぱ肉だろ」と笑い飛ばした。愛する全日本のため、そして自身のために負の連鎖を断ち切る。