【全日本】“暴走大巨人”諏訪魔&石川が世界タッグ王座奪還 次なる夢はC・カーニバルV決定戦での再会

2019年03月20日 16時30分

諏訪魔(手前右)は豪快なラリアートを岡林に叩き込んだ。右奥は石川

 完全制圧を狙う。全日本プロレス19日の後楽園ホール大会で行われた世界タッグ選手権は、挑戦者の“暴走大巨人”こと諏訪魔(42)、石川修司(43)組が大日本プロレス所属の王者、関本大介(38)、岡林裕二(36)組を撃破。1月13日に失ったベルトを奪還した2人は春の祭典「チャンピオン・カーニバル」(4月4日、後楽園で開幕)に向け気勢を上げ、優勝決定戦(同29日、後楽園)での再会を約束した。

 開始から筋肉性豪コンビの驚異的パワーに防戦一方となった。16分にはアルゼンチン式背骨折りで同時に担がれ、石川が雪崩式合体ドライバーから岡林のゴーレムスプラッシュで大の字に。それでも諏訪魔の豪快なドロップキックを号砲に、25分から反撃開始。最後は石川がジャイアントスラムで岡林を沈めた。

 再びタッグの頂点に君臨し、春の祭典には王者として乗り込む。石川は3冠ヘビー級王者の宮原健斗(30)、7年ぶりの出場を果たす岡林がいるAブロックで、諏訪魔は元3冠王者ジョー・ドーリング(36)と同じBブロックにエントリー。いずれも難敵揃いだが、諏訪魔は「優勝決定戦は石川選手と戦いたいよね。暴走大巨人が両ブロックを独占するしかないでしょ」と豪語した。

 その先に見据える夢もある。慣例で優勝者は3冠挑戦権を獲得するが、諏訪魔も石川も優勝から王座奪取を果たした際は相棒を初防衛戦の相手に指名するという。

「パートナーだけど友人ではない。最終的には戦う相手。カーニバル決勝を争った世界タッグ王者による3冠戦は最強対決になる。見ている方も分かりやすいでしょ」(石川)。「今の王者(宮原)が若い選手を優先させることは評価する。でも全盛期の俺らが立ちはだかることで、3冠戦線はもっと面白くなるんじゃないかな」(諏訪魔)

 さらに2人は秋の「王道トーナメント」と暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」まで視野に入れ「トーナメントも決勝戦を独占すれば、もうパーフェクトだよな。俺たちが突き抜けた存在になるから。見てろよ、オイッ」と諏訪魔が胸を張れば、石川も「やりましょう!」と応じた。

 王道マットの年間グランドスラムに加え、シングル最強を決める2大祭典の決勝制覇も狙う暴走大巨人。東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」最優秀タッグ賞の3年連続受賞と同時に、シングルでも2人で頂点を狙う。